カーヴァの井戸(Pozzo della Cava)

Pozzo della Cava OrvietoPozzo della Cavaのあるカーヴァ通りは、まさにオルヴィエートを象徴する美しい坂道です。この坂を下っていくと、オルヴィエートの西の端「マッジョーレ門」に到着します。このマッジョーレ門はその昔オルヴィエートのメインゲートでした。

Pozzo della Cava Orvieto中世に彫られたワイン貯蔵庫。階段の脇に坂があって、ワイン樽が転がせるようになっています。右手前には中世のころのつなぎ合わせて使う水道管も見られます。

Pozzo della Cava Orvieto凝灰岩をくりぬいたカーヴァの井戸。巨大で吸い込まれそうです。これは一見の価値ありです。

Pozzo della Cava Orvieto地下洞窟から出土した時などもたくさん展示されています。これは中世の頃の器で、左がオリジナル、右が新たに作られたものです。独特のグリーンと、可愛らしい図柄はオルヴィエートの人気陶器として現在もお土産に人気です。

Pozzo della Cava Orvieto入場料3ユーロですが、内部は想像以上に広く、感心することばかりです。歩きやすいですし、子どもから大人まで料金以上に楽しめます。

Pozzo della Cava Orvieto実はこのカーヴァの井戸は「プレセピオ」で有名です。クリスマスシーズンに来ると、美しく幻想的な光景を見学できます。上の写真はポスターの一部です。

Pozzo della Cava Orvieto洞窟内にはお土産屋さんも入っています。手軽な小物もあって、陶器好きにはたまりません。

古代・中世の遺跡に興味ある方は必見!

実はオルヴィエートの台地の下には、迷路のような地下洞窟が広がっています。今も静かに眠る洞窟の一部は、綺麗に掘り返され一般に公開されているところがあります。
その1つで有名なのがこの「カーヴァの井戸」。16世紀にローマ教皇が水源確保として掘らせた巨大な井戸です。しかも起源は今から3000年前のエトルリア時代にまでさかのぼります。さあ、オルヴィエートに来たら、エトルリア人達の高度な技術と文化に触れてみましょう。

見どころたっぷり、子どもも大人も楽しめます

日本では紀元前の洞窟に入る機会はなかなかないでしょう。オルヴィエートではわずか3ユーロで3000年前にタイムトリップできるのです。どこまで続くの?と想像以上に大きな洞窟と長い地下通路を探検でき、様々な出土品や生活様式が分かり易く見学できます。

カーヴァの井戸は実に巨大です

カーヴァの井戸は、オルヴィエートの数ある地下洞窟の中でも有数の広さを誇ります。巨大なカーヴァの井戸は、足がすくむような深さです。
古代遺跡に強い関心を持っている方は、大聖堂前からスタートする「地下洞窟ツアー」に参加されると良いでしょう。ただこちらは英語もしくはイタリア語ガイド付きのツアーなので、ある程度語学力がないと楽しめません。一方この「カーヴァの井戸」は自分の好きなペースで見学できるので、初心者にお勧めです。

カーヴァの井戸は、クリスマスシーズンがお勧め

カーヴァの井戸を有名にしたのが「プレセピオ」です。イタリアではクリスマスシーズンになると、教会の中にキリスト誕生のシーンを模したジオラマを展示する伝統があり、これをプレセピオと呼びます。馬小屋で誕生する赤ちゃんキリストはもちろん、東方の三博士や、羊飼い、市井の人々までが小さなミニチュアで表現されます。
このカーヴァの井戸でもそのプレセピオが展示され、クリスマスの風物詩となります。イタリア国営放送RAIも良く撮影に来るほど有名。12月23日〜年明けにオルヴィエートを訪れる人は、ぜひ忘れずに見に行きましょう。

以下、カーヴァの井戸のルート順解説です

  1. 窯(la fornace)
    中世の陶器を焼いていた窯と石灰岩からできた多くの出土品、また作業に使用された道具などが展示されています。現在オルヴィエートでお土産となっている陶器は、この中世のころの出土品がベースとなっています。エメラルドグリーン色と、動物や人の可愛らしいデザインが特徴的です。
  2. 中世のごみ箱(i butti)
    中世にゴミ捨て場として使われた小さな洞穴。洞穴の上部の縁には古代の出土品の石が使われています。オルヴィエートは断崖絶壁の大地が自然の要塞として敵からの攻撃から守ってきました。ゴミを崖から外へ捨てると、周りに積もり、敵が侵入しやすくなると考えられていたため、わざわざ地下にゴミ捨て場を作り、そこに破棄していたのです。
  3. 墓地(la tomba)
    典型的なエトルリア人墓地を変形させ、毛織物を仕上げるために使われる縮絨(しゅくじゅう)機を組み立てる場として使われていました。
  4. カーヴァの井戸(il pozzo della cava)
    この凝灰岩をくり貫いてできた巨大な井戸は、1527年から1530年の間に法王クレメンテ7世の命でエトルリア時代の井戸を広げて作られました。1646年に閉鎖された後、再発見されるまでに数世紀が経過しました。
  5. 貯水槽(la cisterna)
    このエトルリア時代の掘削は屋根から落ちる雨水を貯えるために使われていました。
  6. ワイン貯蔵庫(la cantina)
    中世に彫られたこの地下の洞穴は、オルヴィエートの有名なワインを製造したり貯蔵するために使われていました。ワイン貯蔵庫の階段はワイン樽を転がせて運べるよう、階段の両脇が坂になっているのが特徴です。
  7. マッフル窯(la muffola)
    貴重なルネッサンス期の名誉ある遺跡。この小さな窯は陶器を作る過程において3度目の焼成のために使われていました。
  8. 凝灰岩の柱(il pilastro di tufo)
    中世に建てられた塔の基礎となった大きな支柱の一つ。
  9. 断崖の古墳(la necropoli rupestre)
    古代エトルリア人墓地の遺跡の一つ。
  10. 洞穴(la cava)
    800年代にできた凝灰岩の大きな洞窟。
  11. 第二の井戸(il pozzo numero 2)
    もう一つのカーヴァの井戸。小さく水のないことから、用途については謎に包まれています。
  12. 地下道(il cunicolo)
    断崖の凝灰岩の中に掘られたエトルリア時代の典型的な地下連絡路。

【元オルヴィエート在住 堂 剛】スタッフプロフィールを見る

オルヴィエート担当 堂 剛
フィレンツェ在住者からのアドバイス

オルヴィエートに8年間住んでいましたが、今回8年ぶりにカーヴァの井戸に入って見ました。感想は一言「実に楽しい!」です。大聖堂前の「地下洞窟ツアー」はガイド付きで勉強になりますが、入館時間も決まっていて、言葉もなかなか難しいです。
一方このカーヴァの井戸は、自分で好きなペースで見学でき、ワイワイ楽しく歩けます。入り口にある日本語の解説用紙を手に、ぜひ3000年前の地中深くを探検してみてください。

元オルヴィエート在住・堂 剛スタッフプロフィールを見る

名称 カーヴァの井戸(Pozzo della Cava)
住所 Via della Cava 28 - 05018 Orvieto (TR) Italy
行き方 オルヴィエートのメイン通り「Via del Corso」を西にまっすぐ。Via della Cavaを下ると右手にあります。レプッブリカ広場から徒歩5分。
電話番号 +39 0763.342.373
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は営業)
*プレセピオ展示終了後〜2月2日まで休業
開館時間 9:00〜20:00(途中休憩なし)
備考 プレセピオ展示時期のみ下記スケジュールで開館します
12月23日〜エピファニア(1月6日)後の日曜日まで開催
終日開館、9:00〜20:00
料金 3ユーロ
*大聖堂前の地下洞窟ツアーのチケット半券を持っている人は割引きあるそうです
サイト http://www.pozzodellacava.it/
地図
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