パドヴァのお勧めスポット…教会・聖堂編

パドヴァの教会と聖堂
大きな楕円形をした公園プラート・デッラ・バッレから、サンタ・ジュスティーナ大修道院を望む。

パドヴァの守護聖人は聖アントニオ(San Antonio)です。パドヴァの人々からサント(Santo)と呼ばれ親しまれています。そして、この聖人が納められている、この街を代表とする聖堂が、サンタントニオ聖堂(Basilica di S.Antonio)。カトリックの聖地としてイタリア国内ではもちろん、ヨーロッパ中に大変によく知られており、年間を通じて多くの信者が訪れます。
パドヴァの街には、他にも美しい教会がたくさんありますので、町の中心部にあるものをいくつか簡単に紹介します。

【パドヴァ在住 白浜 亜紀】スタッフプロフィールを見る

パドヴァの共通割引券
パドヴァカードについて

パドヴァの主要な美術館、博物館などの共通パスです。また、バスやトラム(市内、一部郊外)も乗り放題ですので有効に使えるカードです。
カード有効場所:スクロヴェーニ礼拝堂、市立博物館、ラジョーネ宮、カフェペドロッキ上階のピアノ・ノービレ及びリソルジメント博物館、サン・ミケーレ祈祷所、サン・ロッコ祈祷所、オルト・ボタニコ、ドゥオーモ洗礼堂、パラッツォ・ズッケルマン等(対象外の博物館などでも割引の対象となります。)

料金:16ユーロ(48時間)、21ユーロ(72時間)
購入場所:街中のインフォメーション、主要見所の切符売場、バスの切符売場など
TEL:049.8767911
HP:www.padovacard.it


サンタントニオ聖堂(Basilica di Sant’Antonio)5つ星

パドヴァのサンタントニオ聖堂
赤と白の配色が美しいサンタントニオ聖堂。8つもの大きなクーポラが取り囲んでいます。

パドヴァのサンタントニオ聖堂
主祭壇はドナテッロ作のブロンズ像、祭壇奥に は キリスト磔刑像があります。

年間を通してイタリア各地、ヨーロッパ各地から熱心な信者が礼拝に訪れる聖地です。
1195年ポルトガル、リスボンで生まれ、1231年パドヴァ郊外で没した聖アントニオが奉られています。

聖堂は アントニオが没した翌年から建築が始まり、16世紀に完成しました。外観はその時代、この地がヴェネツィア共和国であった背景を受け、オリエンタルなムードの漂う8本のクーポラ(丸い屋根)が特徴的な大きな建物です。

聖堂内、主祭壇はドナテッロ作のブロンズ像や絵(パネル)があり、聖アントニオと音楽の天使が、祭壇奥には キリスト磔刑像 が設けられています。
内部は豪華な装飾が施され、聖アントニオの舌や声帯、聖人の頭部を表した(聖人が枕として使っていた、ともいわれる)石などの聖遺物が奉られている宝物礼拝堂、お墓が置かれた礼拝堂等があり、信者が列になって参拝しています。 熱心に祈りを捧げている人も多く見られますので、内部に入ったらもちろん話し声も小さめに。 聖堂の正面に向かって右側からは回廊に続く入り口があり、礼拝堂などがあります。

聖堂に付属する施設として、サン・ジョルジョ祈祷堂とその双子のような祈祷堂(旧教会)があり、これら内部にも聖堂内同様、価値あるフレスコ画がたくさんあります。ぜひご自身の目で楽しんでください。
聖堂前の広場には、ドナテッロのガッタメーラ像がそびえたっています。

開館時間:(4月1日-11月2日)6.20-19.45
     (11月3日-3月30日)6.20-18.45
電話番号:049.8789722
入館料:無料
URL:www.basilicadelsanto.org
URL:www.santantonio.org


サンタ・ジュスティーナ聖堂(Basilica di Santa Giustina)5つ星

サンタジュスティーナ大修道院
プラート・デッラ・ヴァッレに面する大修道院。

サンタジュスティーナ大修道院
大きな空間、落ち着いた内部。教会の下にはサンタジュスティーナのお墓もあって見学できます。

町の中心地の南側にある大きな広場、プラート・デッラ・ヴァッレに面しています。
304年に殉教した女性の聖人、ジュスティーナが奉られています。聖人となったこの殉教者の父により、翌世紀に建てられたといわれています。

1117年に起こった地震で崩壊、1502年には一度全てを壊した後、1532-1579年にかけて現在の姿に建築されました。建築家は数人の手によるものですが、ベルガモのアンドレア・モローニとアンドレア・ダ・ヴァッレがその中心となっています。

建物正面は大理石で覆われています。これは、1200年代に切りだされたヴェローナの赤大理石です。 建築にこの石材を集め、屋根を取り付けるに至った過程は、85年を要したともいわれています。
ということもあり、長い年月をかける仕事を“サンタ・ジュスティーナを造るように長い時間…”という表現方法もあるのだとか。

内部は上部クーポラから入る自然の光がさし、整然とした美しさ。長さ122mという大きさはヨーロッパのなかでも大きな部類に入る。床の大理石はローマのサン・ピエトロ寺院のものと同様です。

1810 年にはヴェネツィア共和国であったことから、ナポレオンの統治下のもとに閉鎖、 1919 年に再開されました。

開館時間:(平日)8.00-12.00 17.00-20.00
     (日曜、祝日) 8.00-13.00 15.00-20.00
電話番号:049.8220446
入館料:無料


カルミネ教会(Chiesa Santa Maria del Carmine)4つ星

カルミネ教会
質素で美しいファザードを持つカルミネ教会

町の中心街から北西に少しはずれた場所にあります。建築は、ロレンツォ・ダ・ボローニャにより1335年に着工、完成は1446年です。内部の装飾は華美さはなく、シンプルな神聖さのあるもの。祭壇はアントニオ・カノーヴァによるものです。
2度の世界大戦で一部が崩壊しましたが、その後修復されています。

正面広場からもなんとなく南国風な雰囲気も漂いますが、正面玄関の木の大きな扉には特徴的で、非常に精巧なアカンサヌの葉模様が施されています。

バジリカ(大聖堂)内には、第1、2次世界大戦で亡くなった人々の供養のため、記念碑(記念札)が収められています。

教会のある広場はペトラルカ広場(Piazza Petrarca/ ピアッツァ・ペトラルカと)いい、詩人のペトラルカの像が建てられています。
町の中心の広場(エルベ広場、フルッタ広場)から ダンテ通りを北に歩き、ガリレオ・ガリレイが木星の衛星を発見した、といわれているポルタ・モリーノ(モリーノ門)の先にあります。古い商店街から続く歴史ある道をゆっくりと散策してみてください。

開館時間:(10月26日-3月31日/火・木曜)10.00-16.00
     (4月1日-7月26日/火・木曜)10.00-18.00
     (9月15日-10月26日/火・木曜)10.00-18.00
電話番号:049.8760422
入館料:無料


エレミターニ教会(Chiesa degli Eremitani)4つ星

パドヴァ・エレミターニ教会マンテーニャのフレスコ画が有名なエレミターニ教会

パドヴァの見所となるジョットのフレスコ画のあるスクロヴェーニ礼拝堂、市民美術館の敷地に隣り合わせにある教会です。

建築は、1276年、サン・フィリッポ・ジャコモにより手がけられ、1306年にこの教会の特徴的な木製の屋根部分を含め、ジョヴァンニ・デイ・エレミターニにより完成されました。同建築家は街中心にあるラジョーネ宮(パラッツォ・デッラ・ラジョーネ)も手がけた人物であり、両建造物ともにこの丸みを帯びた天井部が特徴のひとつとなっています。

教会の構造は、典型的なトスカーナ地方を源とする聖アウグスチノ修道士会の仕様です。内部は大きなひとつの広間になっており、簡素ではありますが、すっきりとした凛とした美しさがあります。初期ゴシック様式の典型的なスタイルを残している、美しい姿の建築物です。

ただし、当時の姿がそのまま現在に見られるものではなく、完成後、16世紀、17世紀に手直しされたもので、さらには第二次世界大戦時には戦火(1944年3月、アメリカ軍空軍による爆撃)にあったため、現在の姿はその後に再建されたものです。

建物の特徴は上部と下部との2部形式となっていること。下部はその当時、パドヴァの教会建築で一種の流行りであり奨励されていた様式であり、中心に扉、それを中心に4本の付け柱が張り出したようになっています。
上部はローマ時代後期のテラコッタを使用。最上部の三角屋根のような造りは、船底をひっくり返したような形、といわれています。
マンテーニャのフレスコ画の傑作の数々が納められています。(2016年現在、修復中)

開館時間:(7月1日-8月31日)8.00-12.30 16.00-19.30
     (9月1日-6月30日)月-金 7.30-12.30 15.30-19.00
             土・日、祝 9.00-12.30 16.00-19.00
電話番号:049.8756410
入館料:無料



ドゥオーモ(Basilica del Duomo)3つ星半

パドヴァのドゥオーモドゥオーモと右に洗礼堂

パドヴァのドゥオーモドゥオーモ内部

パドヴァのドゥオーモは、初期キリスト教時代(紀元1世紀中頃)の司教座大聖堂としての起源をもちます。

長い歳月を経て、1075年に新たに大聖堂として建築されましたが、1117年の地震により被害を受けました。現在見られる建物は、16世紀から18世紀に手がけられたものです。ミケランジェロの名による公募、公告により建築家及び設計を募ったとされています。実際には、オリジナルを復元する仕事として、イストリア(現在のクロアチア北西部の三角地帯)出身のアンドレア・ダ・ヴァッレ、アゴスティーノ・リゲッティにそれを委ねていました。

1754年には、ヴェネツィアの建築家であるジローラモ・フリジメリカにより、現存の正面に3つの門(扉)を持つ形に。この際に、バラ窓(円花窓)といわれるステンドグラスが植え付けられ、聖堂のシンボルとなっています。しかしながら、クーポラも含め実は彼の設計通りの仕事は終わっておらず、しかも第一次大戦中の爆撃も受けているので、未だ未完成のままだといわれています。

大聖堂裏側には詩人フランチェスコ・ペトラルカが一時居住していたというカノニコがあります。

開館時間:(平日)7.00-12.00 16.00-19.30
     (休日)8.30-13.00 16.00-21.00
電話番号:049.662814
入館料:無料


洗礼堂(Battistero del Duomo)

ドゥオーモ右隣に隣接するバッティステロ(礼拝堂)は12世紀後半に建築されたものです。
現在のような形としては1260年、序階されたのが1281年のこと。内部は小さいですが、クーポラ面も含め、壁面いっぱいに埋められた創世記を描いたフレスコ画が美しく、迫力があります。所々に、時経によりはげ落ちたりする部分もあり、一部修復されながらも、この時代のフレスコ画の保存状態としては、大変に良好なものとして知られています。

開館時間:10:00〜18:00
電話番号:049.656914
入場料:3ユーロ




Copyright© 2005-2018 AmoItalia.com All Rights Reserved. アーモイタリア旅行ガイド
本サイト内の掲載内容、リンク先で生じたいかなるトラブル、損害、損失、不利益に対して当サイトは一切の責任を負いません。
プライバシーポリシー collaborated with BELGIAPPONE.COM