ピッツェリア「パーゴ・パーゴ」

Padova Pizzeria Pago Pago パドヴァ
パーゴ・パーゴで一番お勧めのナポレターネD.O.Cのレッジーナ。端からナイフで一口大に切り分けるのもよし、大きめに切った一切れを手づかみで食べるのもよし。自分スタイルで気楽に食べるのがピッツァを楽しむ醍醐味。
味  
雰囲気
値段 
総合 
パドヴァのチェントロでピッツァを、という際にはぜひ訪れていただきたい一軒。ナポリのピッツァイオーラが焼く美味いピッツァ・ナポレターナです。生地の独特の歯応えと美味さ、トマトとモッツァレッラとの相性の良さは、このピッツァ生地があってのこと。シンプルならではの美味さです。地元、パドヴァーニ(パドヴァの人)に知られた人気のピッツェリアです。パスタなど通常のメニューもあるので、幅広く料理が楽しめます。

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美味いピッツァはやっぱりナポレターナ?!

Padova Pizzeria Pago Pago
Pago Pagoはガリレオ・ガリレオ通り沿いにあるピッツェリア店。ひっそりとした通りに面するシンプルな造りですが、一歩店内に入るとピッツァの焼ける香ばしい匂いと明るい雰囲気に遭遇します。

パドヴァのチェントロ(旧市街)で美味いピッツァは?と聞かれたら、私の推薦は断然ココ。大変に個人的な意見ですが、ピッツァはナポリ風のものが好みです。厚みがあり、食べ応えのある生地、噛むごとに生地の美味さが伝わり、その生地にはトッピングのトマトやモッツァレッラが抜群の組み合わせ。クリスピーな生地のピッツァでは味わえない、生地の味わいが魅力。シンプルならでは、美味さが光るピッツァなのです。そんなピッツァ・ナポレターナを本場ナポリで食べるのは勿論一番のお勧めですが、ここパドヴァでも同様に味わうことができるのが同店です。

イタリア南部、ソレント出身のオーナーとピッツァイオーラ

Padova Pizzeria Pago Pago
ここでピッツァを焼くのは2人の職人の手によります。オーナー兄弟の一人モデストとサバト。南イタリアソレント出身です。

同店のオーナーはソレント出身の兄弟、ガエターノGaetano氏とモデストModesto氏。兄のガエターノ氏はホールでサービスを、弟のモデスト氏はピッツァイオーラとしてピッツァを焼いています。南部の人だなぁ、と感じる少々浅黒い肌とするどい目つき。でも人なつっこいのが彼らの特徴(?)。パドヴァのこの地に店を構えて約25年の経った今、地元パドヴァの人たちにもすっかり馴染みとなり、連日(特に夜)はほぼ満席に近い状態まで席が埋まります。友人同士で、そして家族連れなど、フランクに食事をするにはもってこいの店。子供を連れた家族連れも多く、子供たちが大きなお皿を前にピッツァをほおばる光景は見ていて微笑ましいものです。

数あるピッツァメニュー、その中でも特におすすめなのは・・・

Padova Pizzeria Pago Pago
石窯の前でピッツァの焼ける様子を見ていると、次々に美味しそうなピッツァが焼けてきます。パリパリと音をたてている焼き立ての生地ととろけるチーズは格別ですね。

ピッツェリアですから、ピッツァの種類は豊富です。トマトベースではない、オイルベースのピザ、ピッツァ・ビアンケpizza speciali biancheや、小さな変形ピッツァ、ファゴッティーニfagottiniなども種類多く揃えられており、メニューを眺めているだけでもピッツァ好きにはたまらないでしょう。 でもそんななか、同店で味わっていただきたいのが、Le Napoletane D.O.Cとしてくくられたメニュー群。この群の生地は自然酵母によって発酵された生地。生地の弾力、香りが特に秀でています。生地の厚さが十分でしかも適度。食べ応えがあり、“フワフワ”ではもちろんないが、“モチモチ”とも違う、なんとも表現し難いナポリ風ピッツァ独特の美味さ。ここに必然なのがブッフォラ(水牛)のモッツァレッラとトマト、バジリコ。これぞ典型的な“ピッツァ・マルゲリータ”。素材ひとつひとつが重要な要素だと食べて判るのも、シンプルなメニューならでは。なお、このメニュー群で最もシンプルなメニューとしてはレッジーナReginadで、トッピングの内容は、(水牛)モッツァレッラ、トマト、バジリコ、ミニトマト、パルミジャーノ。“レッジーナ=女王”というだけある貫禄のある一品。“ピッツァ・マルゲリータ”の名の由来であるレッジーナ・マルゲリータも納得であろう美味さです。

イタリア南部の味のあるメニューのチョイスがお勧め

Padova Pizzeria Pago Pago
アンティパストのお勧め、ポルペッティーネ・メランザーネ。熱々をいただきます。独特の食感が美味い一品です。

同店はリストランテでもありますので、ピッツァ以外にもアンティパストからプリモ、セコンドまでのメニューも揃っています。(ただし、たいていの客はピッツァを注文しますが。)せっかく食べに行ったのにピッツァだけではもの足りないというのであれば、ピッツァが焼き上がるまでの間にアンティパストを味わってみるのもお勧めです。パドヴァにいながらにして南イタリアオリジナルの料理が楽しめます。私の推薦は、ポルペッティーネ・ディ・メランザーネ。ポルペッティとは団子状のもの、メランザーネはナスですから、直訳すればナスの団子なのですが、揚げたナスの入った塩味の揚げドーナツをイメージしていただければよいかと思います。塩味の効いたモチッとした生地をベースにした熱々のソレは食前の冷たいビールが進む一品です。

場所はパドヴァの見所、聖アントニオ教会の近く

Padova Pizzeria Pago Pago
ピッツァの焼き窯の前には調理済みの野菜や簡単なアンティパストも用意されています。ここから選んで皿に盛ってもらうことも可能です。
Padova Pizzeria Pago Pago
オーナー兄弟のうちの一人、ガエターノ。笑顔が素敵なソレント人。店内で見かけたら、『アーモ・イタリア』を見た、と声をかけてください!

パドヴァの一大観光スポットとして、特にカトリック圏のヨーロッパ人から知られている聖アントニオ教会。ここからほど近い場所に同店があります。店のある通りはガリレオ・ガリレオ通り(Via Galireo Garirei)です。ひっそりとした通りのこの名の由来はガリレイがパドヴァに居住していた期間に住んでいた家があること。パドヴァ散策の合間に立ち寄ってみてください。

スタッフ

私がピッツェリア「パーゴパーゴ」をお勧めします  

店員はすべて南イタリアナポリ、ソレントの出身。南気質の人なつっこい、典型的なパターン(?)な人々です。店内入ってすぐに見えるピッツァ窯前で次々とピッツァを焼くピッツァイオーラの仕事ぶりも見ていておもしろいものです。 

パドヴァ在住:白浜 スタッフ一覧

メニュー(2021年)

最新のメニューと料金はレストランの公式サイトで確認できます。(2024年)

Coperto テーブルチャージ:1名?ユーロ
Antipasti
前菜
Burrata fresca di Bisceglie con bresaola della Valtellina(ブッラータ)€12、Carpaccio di tonno all’aceto balsamico e noci(マグロのカルパッチョ)€9、Salmone Affumicato con crostini ed erba cipollina(スモークサーモン)€9、Petto d’oca con crostini(鴨の胸肉、クロスティーニ添え)€10、Cocktails di gamberetti con salsa rosa(海老のカクテルソース)€8、Insalata di piovra(タコのサラダ)€10、Sfilacci di cavallo, champignon e noci Sorrento €9、Crostini di pesce spada e rucola(カジキマグロのクロスティーニ)€9、Crostone al lardo di Colonnata(ラルドのクロストーネ)€6、Bresaola con rucola e pinoli(ブレサオラ)€9、Polpettine di melanzane(ナスの団子)€4、Insalata di pollo(鶏肉サラダ)€5、Olive ripiene al baccalà(オリーブのバッカラ詰め)€5
Primi Piatti
パスタ・ピッツァ
Tagliatelle alla crudaiola(ツナとミニトマトのサラダ風タリアテッレ)€8、Gnocchi alla sorrentina(トマトとモッツァレッラ・チーズのソレント風ニョッキ)€8、Spaghetti con colatura di alici e pomodorini secchi(アンチョビとドライトマトソースのスパゲッティ)€10、Spaghetti con vongole, crema di pistacchi e buccia di limone di Amalfi(ボンゴレ・スパゲッティ)€12、Tagliolini neri al tonno e rosmarino(ツナの入った黒いタリオリーニ)€9、Orecchiette con vongole e broccoli(ボンゴレとブロッコリのタリオリーニ)€12、Cavatelli alla genovese(カヴァレッティのジェノバソース)€7,5、Pappardelle con fiori di zucca e capesante(ズッキーニの花とホタテのパッパルデッレ)€12、Scialatielli allo scoglio(魚介のシャラティエッリ)€14
Secondi Piatti
 メイン料理
Fesa salata con rucola e pompelmo(塩漬け牛肉)€10、Carpaccio di carne salada con rucola, champignons e scaglie di grana(牛肉のカルパッチョ)€10、Prosciutto e melone(生ハムとメロン)€12、Roastbeef all’inglese con aceto balsamico e erba cipollina(ローストビーフ)€12、Vitello tonnato(牛薄肉のツナソース)€12、Caprese con mozzarella campana D.O.P(モッツァレッラとトマトのカプレーゼ)€10、Tagliata di manzo con rucola pomodorini e grana(牛肉のタリアータ)€16、Orata ai ferri(鯛のグリル焼き)€15、Branzino all’acqua pazza(スズキのアクアパッツァ)€15、Tartàre di manzo con crostini(牛肉のタルタル)€20
Pizza
ピッツァ
ピッツァ各種5〜11ユーロ(マルゲリータ・ピッツァ 6ユーロ)

パーゴ・パーゴの基本情報

店名 Pizzeria Pago Pago(パーゴ・パーゴ)
おすすめ
住所 Via Galileo Galilei, 59, 35121 パドヴァ
行き方 サンタントニオ教会から北側に伸びるVia del Santを進み、しばらくすると見えてくるVia G.galileiを右折するとすぐにあります。
電話番号 +39049665558
定休日 火曜日
営業時間 12:00-14:00, 19:00-22:00
座席数 80席
予算 1人25~40ユーロくらい(飲み物別)
その他 クレジットカード利用可
サイト https://www.pizzeriapagopago.com/
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