
ヴェローナのアレーナ:オペラの準備中
1913年にイタリアを代表するオペラ作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ生誕100年を記念して野外オペラ・フェスティバルが企画されたのがはじまり。古代ローマの円形競技場=アレーナはヴェルディ作の『アイーダ』の上演を封切りにオペラ劇場として再出発ました。その初演には、観客としてジャコモ・プッチーニ、ピエトロ・マスカーニ、リッカルド・ザンドナーイ、ルイージ・イルリカらも招待されていました。その後は1915〜18年、1940〜45年の戦中を除いて、世界最大の屋外オペラ会場として利用されています。
ヴェルディの『アイーダ』、『ナブッコ』、ビゼーの『カルメン』、プッチーニの『トゥーランドット』、ポンキエッリの『ラ・ジョコンダ』など外国もしくは国内からの観光客に喜ばれる演目が多く上演されています。大きな舞台を利用した壮大な舞台セットが人気で、野外劇場のため音響的には十分ではないですが、古代ローマ時代の歴史ある場所で見て聞くオペラは格別の感動を得ることができるでしょう。
アレーナのオペラは暖かくなり始める6月下旬から8月末までまで開催され、毎年約40〜45公演が予定されています。通常公演では約16,000人の観客が入ることができます。ひとつ注意が必要なのは8月の夏の盛りは直射日光によりかなり高温となるので、暑さ対策、日光対策などが必要でしょう。また、雨などの悪天候の場合は公演が中止されますが、第1幕終了後の以降のキャンセルの場合は返金されません。